ずっと止まっていた時間がありました。
動きたくても動けなくて、気持ちだけが置いていかれるような日々。
「いつになったら私、前に進めるんだろう…」と不安になることもありました。
でも少しずつ、できることが増えていって――。
子どもの「これが必要!」にすぐ応えてあげられたり、
自分の行きたい場所へ自分の運転で行けるようになったり。
その小さな一歩一歩が、なによりの希望になりました。
この記事は、
“止まっていた時間を取り戻したい”と願いながら、少しずつ進んできた私自身の記録です。
今のあなたがもし、同じように立ち止まっているなら…
どうか、ここで少しだけ心を休ませていってください。

止まっていた時間を動かしてくれた“最初の一歩”
最初の一歩は、とても小さなものでした。
それは「車の運転ができるようになったこと」。
それまでは、子どもが急に必要なものを言ってきても、
買いに行くことすらできなかった。
旦那にお願いしたり、Amazonに頼るしかない日々。
でも運転ができるようになってからは、
「行かなきゃ」が「行ける!」に変わったんです。
この感覚が、本当に嬉しくてたまらなかった。
“できること”が増えると、心も動き始める
外に出られなくなって止まっていた時間。
あの20年分の“置いてきぼりの私”が、ずっとそこにいた。
でも、できることが一つ増えるたびに、
「私、まだ終わってないんだ」
「ここから取り戻していけるんだ」
そう思えるようになりました。
そして気づいたんです。
止まっていた時間は取り戻せないんじゃない。
これからの時間で、いくらでも取り戻せる。
20年止まっていた時間。
だからこそこれからの20年は、倍楽しんで、倍好きなことして、倍子どもたちのために生きたい。
そんなふうに思える自分のことが、今は少し好きです。
ブログに出会って、また人生が動き始めた
ブログに出会ったことも、大きな転機でした。
自分の経験が誰かの力になれるなんて、思ってもいなかったから。
私の痛みも、涙も、止まっていた時間も――
誰かの救いになるなら、それはもう“価値のある時間”なんだと気づけました。
書くことで、過去の自分の手をそっと握ってあげられる気がしたし、
そして何より、読んでくれた誰かの心が少しでも軽くなるなら…
そんな嬉しいことはありません。
浅い励ましは苦しかった。だから私は言わない。
私は自分が止まっていた頃、浅い励ましを言われるのが苦手でした。
- 「いつかできるようになるよ」
- 「好きなことやってみたら?」
- 「やまない雨はないよ」
むしろその言葉に、余計に追い詰められてしまうこともありました。
「そんなの分かってる。でも、それができないんだよ…。」
渦中にいる人に「雨はいつかやむよ」と言われても、 心は全然晴れなかった。
じゃあ、いつやむの?
どうしたら晴れるの?
自分でどうにもできないから苦しいんだよ…と。
だから私は、アドバイスは言いません。
ただこの文章を読んだあなたが、
- 少しだけ勇気が出たり
- 少しだけ肩の力が抜けたり
- 少しだけ「もう少し頑張ろうかな」と思えたり
そんなふうに感じてもらえたら、私はそれだけで嬉しいです。
まとめ
止まっていた時間があるのは、悪いことじゃありません。
生きていれば、誰にでもあります。
大切なのは、
これからの景色をどう見るかを自分で選べる、ということ。
無理に前向きにならなくていいし、誰かの言葉を信じなくてもいい。
この文章のどこか一行でも、あなたの心が少し温かくなるなら――
それだけで十分です。
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